新興国の成長性

新興国の将来的な経済成長性情報をすこし集めてみました。
有名なところでは、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)が、先進国G6(アメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア)に対して、2008年には15%の経済規模だが、2025年には半分になり、2040年には追い抜くというものです。信じ難い話で、当たるかどうかはわかりませんが、停滞期と成長の差は大きいということです。残念ながら、この4ケ国はFXで通常取り扱われていません。早く扱って欲しいです。

NEXT11は、韓国、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、トルコ、ベトナム、メキシコです。
VISTAは ベトナム、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチン。
LEMs(Large Emerging-Market Economies)は、BRICsおよび南アフリカの5カ国にアルゼンチン、インドネシア、韓国、メキシコ、サウジアラビア、トルコを加えた計11カ国。
他にもE7やMENA、TIPsもあります。

NEXT11には2050年の人口予測とGDPがありますが、国の共通点はあまり無いです。個人的な見方として、そこそこの人口増加とそこそこの経済成長の両立を指標にしたいと考えています。人口の減る国は絶対的に衰退するし、増えすぎるのも成長できないし、そこそこの人工増加圧力が基本だと思います。経済成長があまりに高いのは現状が低すぎて、どうなるか分からないことだと理解しています。そうすると、トルコとメキシコくらいです。
ウィキペディアのBRICsにGDP予測が載っていますが、現状のGDPの大きい順に、成長率の高いところを拾っていけば良いと思われます。そうすると、メキシコ、ロシア、ブラジル、トルコ、イラン、中国、インドネシアです。

詳細は兎も角、これらが投資に魅力ある国の候補だと思いますが、FXが可能な通貨はトルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソくらいに限定されてしまいます。FXではこれくらいしか選択肢が無いのです。

余談ですが、FX=通貨と比較すると、別の投資方法、例えば株は何倍も変動が激しいし、当たり外れが大きいし、危険極まりないと思います。新興国の場合には、通貨ですら情報が乏しいのに、株の情報なんて手に入らないし、入手出来たとしても、一般人には取引する手段さえありません。せいぜいファンドくらいですが、これまた人任せで、自分で出来ません。自己責任など取りようがありません。一般人を食い物にする、ファンドを儲けさせる仕掛けとしか思えません。

もう一つの見方として、人口構成、人口ピラミッドがあります。三角形は若い国で、経済成長が見込める前提があるということです。日本も1960年代の高度経済成長時代はそうでしたが、今はネギ坊主のようないびつな形です。日本は若年層が減少する一方、高年齢層が増加し、社会保障が崩壊する危機にあり、経済生産力が減退しつつあります。中国やインド、トルコ、南アフリカ、ベトナム、インドネシア、アルゼンチンはピラミッドの形となっており、今後の高度経済成長が見込める基盤があります。

では、先進国ではどうか。2008年報告の世界の人口増加率は1.18&ですが、上位は未開発国ばかりです。先進国の中ではオーストラリアが1.07%と最も高いです。まだまだ若い国で、成長性を一番残している国だと思います。(余談ですが、次がアメリカの0.96%で、まだまだアメリカは強い。日本はー0.07%。)

他にもいろんな情報が検索されます。も少し短期の見通し11年、12年のが下記に有りました。
新興国の成長性
IMFの2011年の世界経済見通しでは、先進国の経済見通し2011年は2.4%、2012年が2.6%に対して、新興国平均で6.5%であり、その中でもアジアは8.4%となっています。

新興国が発展すれば、特に中国やインドの25億人(2010年)が豊かになれば、資源が高騰するのは当然と思われます。この点では、アメリカ、ロシア、中国、カナダ、アフリカ諸国、オーストラリアが注目されます。
FX可能な国で魅力ある通貨は、やはり、トルコリラ、南アフリカランド、豪ドル、次がメキシコペソになってしまいます。問題は、インフレ、これによる通貨安です。経済成長が勝つか、インフレ通貨安が勝るか、です。

次のグラフは世界経済ネタ帳で作成した実質経済成長率です。
[世] 実質経済成長率の推移(2000~2011年)の比較(日本、オーストラリア、トルコ、南アフリカ、ドイツ、アメリカ)

過去の実績でも2011年の実質経済成長率でも、トルコや南アフリカ、オーストラリアはやっぱり魅力的な国だと思います。
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tag : 高金利通貨

複利運用実績ポジション20110412

2008年のリーマンショック後の年末から、恐る恐る資金調達コストによる複利運営を始めました。初期はまだよくわからなくて手探りでした。失敗もたくさんあります。今年になって、自分なりに資金調達コスト複利運用の考えが一旦まとまったつもりなのでこのブログを始めました。

資金調達コストによる複利運用口座の現時点(2011年4月12日)での、ポジションを以下に紹介します。

110412-00.jpg

一番上のAUDJPYと一番下のTRYJPYはスワップ狙い&為替差益狙いのポジションです。
2番目から4番目のCHFAUDとCHFTRY、CHFZARが資金調達コストによる複利狙い本命ポジションです。

資金調達コストによる複利運用はこちら

最初は複利運用というよりも、円高リスクヘッジができるので、レバレッジを高くできるから一番有利かなと考えて、CHFTRYを始めてます。これに資金調達コストがそこそこ付いていたことから、複利運用を考え始めたのですが、2009年7月から付かなくなってしまいました。問い合わせたところ、レート配信が無くなったためとのことでした。TRYはエキゾチック通貨と言われてましたから、流通性が悪いからだろうと考えて、思い切ってCHFZARの売りを仕込んでみたところ、付いてました。その後、AUDの金利が高くなってきたので、これも仕込みました。

円高リスクヘッジはこちら

並行して、TRYJPYを、次いでAUDJPYを仕込みました。最初はスワップ狙いでしたが、CHF売りとスワップはほぼ同じです。資金調達コストが付く分、また円高リスクヘッジでレバレッジを高く出来る分、CHF売りの方が有利です。今では、為替差益狙いの方が主になっています。為替差益を原資にして、仕込み、複利運用していく予定です。

もう一つの複利運用

建値方式のシステムはスワップが分かりにくいです。左カラムにスワップ表をつけています。4月12日は1日当たりAUDJOYが115、TRY92、CHFAUD121、CHFTRY155、CHFZAR129でしたから、合計2057で、年間75万となります。

現時点の損益をみると、やっぱり為替の影響が一番大きいなー、とは思いますが、CHFZARとCHFAUDは少しづつですが着実に良くなってきています。
昨年12月以降のTRY安が誤算で、TRY系は苦戦していています。その前の11月まではCHFTRYの含み益が一番多かったのですが、最近のCHF高もあり、一番少なくなっています。CHFTRYは円高リスクヘッジはできても、CHF高TRY安の直撃を受けています。

今考えていることは、CHFZARとCHFAUDはお宝ポジションとして置いといて、以下です。
(1)AUDJPYをいつ利確するか。した場合には、何を仕込み直すか。(利確がうまく出来なければが、のんびりと次の機会を待ちます。)
(2)TRYJPYとCHFTRYを今が底と見て保有し続けるか、プラスの内に決済して仕込み直すか。
しばらく円安になるのかなと思っているのですが、原発が不安ーーーー

次の表はロールオーバーです。

110412-3_convert_20110416231337.jpg


CHFTRYやAUDJPY,TRYJPYには、右端の調達金利が付いていません。CHFZARとCHFAUDには為替差益に応じて付いていています。この中で一番為替差益が大きいのは上から7つ目のCHFZARで、スワップ(トモロウ/ネクストがスワップです)の14%ほど付いています。

次の表は口座状況です。

110412-01_convert_20110416231647.jpg

口座残高が投入資金(決済含む)で、ポジション評価額が為替差益(建値方式なのでスワップも含む)です。純資産は投入資金プラス為替含み差益、純資産マイナス必要証拠金が証拠金余力です。ネット持ち高はポジション総額です。
150万の資金でスワップ75万ですから、年利50%に相当します。1400万のポジションを持っていますが、レバレッジは証拠金余力で考えれば7.5倍で、リスクテイクしている状態です。

始めてから1年以上ですが、円高リスクへッジできるおかげで、これくらいのレバレッジなら安定しています。今の内にスワップを稼いで、将来的には3倍未満(リーマンショック時の急落に耐えられるよう)にする作戦です。とは言え、ここ数ケ月弱いTRY系をどうするか、まだ下がるとみて決済して仕込み直すか、そろそろ回復するとみて辛抱するか、思案しているところです。

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tag : 運用実績 複利運用 資金調達コスト スワップ 高金利通貨

高金利通貨と為替

資金調達コストによる複利運用は年金並みの長期運用により威力を発揮します。10年から50年スパンの長期的な為替変動をどう考えるか、が重要になります。
為替関係のセミナーでは、為替のプロたちの大部分は高金利通貨に否定的です。曰く、弱い通貨だから金利が高い、金利が高いから弱くなる。購買力平価説でも、インフレ率や金利が高いと、その分相対的に価値が下がるわけですから、当然為替は安くなる筈です。
しかし、主要通貨購買力平価(PPP)のデータを見てみたところ、錘の重心がどちらに向いているかぐらいのようで、一安心しました。アメリカドルやユーロは国際通貨研究所に公開されています。他の通貨はあまり一般的ではないようです。豪ドルの購買力平価が次のブログに有りました。豪ドルの購買力平価

一方で、国の経済的な歴史を振り返ってみると、例えば日本の場合、黎明期の後に、経済の高度成長時代が有り、これが限界に来ると低成長時代が来るように思います。日本の場合にはさらに衰退期に向かってるのではないかと懸念しています。 日本も高度経済成長時代の1980年代までは4~9%の高金利時代もありました。その後の低成長時代に金利が下がっているのです。いずれの時期も円高トレンドでした。高金利と為替の強さは両立しうるのです。 経済成長の時代と国の高金利通貨を狙うというのが私の考えです。ですから、アイルランドやイギリスは、金利が高くなってもやる気はしません。

世界各国の経済情報を比較できる便利なサイトがありました。世界経済ネタ帳
失業率やGDP、インフレ率、実質経済成長率、購買力平価などの経済推移をグラフにできます。

新興国は、10-50年スパンでは、経済成長と高金利の両立が期待できると思います。 例えば、2017年には新興7カ国(中国、インド、ブラジル、ロシア、インドネシア、メキシコ、トルコ)の購買力平価でみたGDPの総計が35兆1692億ドルになり、G7(米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリア、カナダ)の34兆8335億ドルを上回る、との予測があります。
関連して着目しているのは、ある程度以上の人口規模と経済インフラがある前提での、人口増加率と生産年齢人口です。
もう一つの観点は、いわゆる資源国です。資源の価値は、新興国が発展すればするほど、今後ますます高くなると思います。

以上を総合して、私が期待しているのは、トルコとブラジル、インド、中国、オーストラリア、インドネシアです。10-50年スパンでは、高金利だけでなく、為替も高くなり得ると思います。(ブラジルイ、インド、中国、インドネシアのFX出来るペアを早く入れて欲しいです。個人的には、ロシアとメキシコは?です。)

魅力ある国ほど投資が集中しますから、リスクが発生した場合には、その分、急落幅が大きくなるのは当然です。為替急落のリスク管理を考える必要が別途あります。
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ひょんなことからFXを始めてしまった複利運用スワップ年金派です。果たして生き残れるのでしょうか。
自分の考えを整理すること、お役立ちツールにしたいこともあってこのプログを始めました。
まだまだ発展途上人です。コメントあればよろしくお願いします。

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