ペアの円高変動(リーマンショック時の下落比較 )

リーマンショック時の各通貨ペアの円高変動を整理してみました。リーマンショック前の2008年7月の日足高値から、ショック後の2009年3月までの安値のクロス円は以下でした。(日中の変動は考慮せず、日足の終値。カッコ内は月日。)
USDJPY:110.483(815)  92.764(1027) 87,218(1217)
EURJPY:169.147(806) 115.886(1027) 114.896(0123)
GBPJPY:215.681(723) 144.251(1027) 122.281(0123)
CHFJPY:104.564(721)  80.274(1027) 76.061(1205)
CADJPY:106.735(723)  71.595(1027) 70.830(0122)
AUDJPY:104.230(722)  55.795(1027) 56.450(0202)
NZDJPY: 81.470(722)  50.170(1027) 45.025(0202)
ZARJPY: 14.915(804)  8.205(1022)  8.638(0122)
TRYJPY: 94.000(805)  55.300(1024) 52.930(0123)

10月27日が安値のものと、それ以降3月までに安値になったものがあります。最大値-最小値を取って、下落率(%)=為替差損率(%)の小さい順に、USD-21.1、CHF-27.3、EUR-32.1、CAD-33.6、GBP-43.3、TRY-43.7、NZD-44.7、ZAR-45.0、AUD-46.5でした。
あれほど騒がれているのに下落率が一番小さいのはUSDでした。基軸通貨なので、マスが圧倒的で、相対的には安定しています。次が第2の避難通貨のCHF、次がマスの大きいEURでした。
CAD<<GBP<TRY<NZD<ZAR<AUDの順に下落率が大きく、これは平常時の投資人気順で、リスク時の巻き戻しの大きさ順だと思われます。TRYやZARよりも、AUDが最大の下落率で、投資が最も蓄積されていたのでしょう。(AUDの場合、100万円持ってたら-46.5万円ですから、レバレッジ2倍程度まででしたね。)

同様に、CHF売りの高金利通貨買い、および、低金利通貨売りのTRY買いの場合は以下でした。
CHFAUD:0.99815(722) 1.43835(1027)
CHFZAR:6.87070(801) 9.78150(1022)
CHFTRY:1.06270(901) 1.44579(1024) 1.55717(0309)
USDTRY:1.15245(804) 1.70855(1024) 1.72975(1120)
EURTRY:1.71170(901) 2.15144(1022) 2.33771(0319)
GBPTRY:2.10939(901) 2.72149(1022)
CADTRY:1.09645(901) 1.33300(1022) 1.38592(0306)

同じCHF売りの下落率(%)=為替差損率(下落時の損失/購入時のネット持ち高)の高金利側比較は以下でした。
CHFZAR-23.1、CHFAUD-23.5、CHFTRY-27.5。
同じTRY買いの下落率(%)の低金利通貨側比較は以下でした。
GBPTRY-17.4、EURTRY-20.5、CADTRY-22.8、CHFTRY-27.5、USDTRY-31.3。

クロス円の為替差損比率と比較すると、何れも下落率は小さく、円高リスクに対する優位性は明らかです。
低金利通貨側も下がっているので、ネット持ち高が小さくなります。自動的にレバレッジが下がることになり、その分円高リスクヘッジできるためです。
AUDの場合、およそ半分、TRYの場合、およそ2/3で、購入時のレバレッジではおおよそ4-3倍でも堪えられていました。
売る方の低金利通貨では、GBPが最も小さく(GBPJPYも大きく下落しましたからね。)、次がEURでした。USDは変動率が小さいので、リスクヘッジ効果も小さいです。
この結果だけから考えると、GBPやEURの売りにして、レバレッジを高くする方法論も有るのかな、と思います。

いつもこの数値、順序になるわけではありませんが、将来的には、リーマンショッククラスのリスク時にも耐えられるように、低金利通貨売り/高金利通貨調達の方法論を活用していきたいと考えています。

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tag : 円高リスクヘッジ

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No title

非常に参考になりました!
自分は、ブログしてないため、コメントのみですいません。
いま、EUR/TRY・USD/TRYを狙っています。
この場合、例えば、リーマンショックのときの資金管理の計算はされていますか?(最大損失とか)

No title

もーにいです。コメント有難うございます。
同じTRY買いの低金利売り側比較も記しておいたつもりです。わかりにくくてすいません。
高金利が同じTRYの場合を比較して、下落率(%)=為替差損率(%)の小さい順に再掲すると、
GBPTRY-17.4、EURTRY-20.5、CADTRY-22.8、CHFTRY-27.5、USDTRY-31.3、TRYJPY-43.7
でした。
これはリーマンショック前後の数ケ月間の内の、日足高値から日足底値の最大値ですので、最大損失率になります。(日中変動は考慮していません。) 
省略せずにきちんと書いた表の挿入にした方が良かったですね。いずれそのうちにしときます。

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